漆室(うるしむろ)ってなんだ?

近年、金継ぎなどでじわじわと認知されてきている”漆”ですが、

漆は一般的な塗料とは異なり、湿気を吸って乾きます。
本当に不思議な天然塗料。

なんでかというと、
空気中の水分から酸素を取り込み、
漆の成分であるウルシオールを酸化重合させて硬化するからなんです。

漆が乾くのに適している湿温度は、

最適な温度が24℃~28℃。
最適な湿度はが65%~85%時が適していると言われています。

普通にその辺に置いていてもうまく乾かないんですね〜。

じゃ、どうやってうまいこと乾かすのか?っていうと、、、

そこで登場するのが、”漆室”です!

小型の漆室

漆を乾かすために、湿度コントロールするための箱です。
この箱に、漆を塗ったものを入れて、乾かします。

湿度をコントロールするために、
水を置いたり、濡らした布を置いたり、霧吹きで湿度を上げたりと
人によってやり方は様々。

本職の方が使うムロは、
大きな箱もあれば、小さな部屋そのものをムロにしていたりもします。

金継ぎやアクセサリーなど、小さな作品を作ってる方は
プラケースやダンボールなどを利用して乾かされているようです。

写真のものは、
海と小石で制作している”漆のこむろ”です。

「小さなムロがほしい」という声をうけて、
漆作家のご指導のもと完成したものです。

色んな工夫がされてますが、
漆のこむろについてのご説明は、またの機会に。

漆のこむろは、
creema にて販売中です。

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